私が中学校から高校で英語の勉強をした時のことを思い出すと、「話す練習」というのはほとんどしませんでした。
今になって考えるとあれは英語の勉強ではなく、英語翻訳の勉強だったのだと思います。
英語を話せるようになるには英語を話す練習をするしかないのですが、日本人の場合、思ったように口から英語で話しだすのが難しいと感じる人が多いようです。
ちょっとその理由を考えてみました。
英語が口から出てこないのは日本語と決定的に違うから
そもそも英語という言語は世界中の言語の中で見ても習得難易度はそれほど高くないと言われています。
それは文の構造がシンプルで動詞の変化なども極めて少ない分類だからです。
ですが、日本人にとって英語の壁は非常に高いです。
なぜなら、日本語とは語順が決定的に違うからです。例文をみてみましょう。
【日本語の語順】 昨日、友達と映画を見に行きました。 【英語の語順】 I went to see a movie with my friends yesterday.
どうでしょうか。
対応する単語を拾って、順番を見比べてみてください。単語の順番が真逆なんです。
私たち日本人は日本語の語順が脳に染みついているので、話そうと思ったときにまず「昨日」という単語が出てきてしまうのです。
なので、日本語脳のままだと Mr. A:what did you do yesterday?(昨日なにしてたの?) Bさん:yesterday・・・ movie・・・(フリーズ・・・) Mr. A:・・・(気まずい沈黙・・・)
と、こんな感じになります。私もそうでした。(笑)
おまけに文字だと理解できても実際に音声として聞くと理解できないという現象が多発します。
I から始まる表現を繰り返し口にする
こうならないように、まず最初はIから始まる言い回しを実際に繰り返し口に出して練習します。おすすめなのは実際にそれを言う場面を想像しながら練習することです。
基本的なフレーズは
- I like ~ (~が好き)
- I love ~ (~が大好き)
- I wanna ~ or I want to~ (~したい)
- I’d like to ~ (~したい)
- I want you to ~ (あなたに~してもらいたい)
- I feel ~ (~な感じがする)
- I think ~ (~だと思う)
- I have to ~ (~しなくちゃ)
- I gotta ~ or I got to~ (~しなくちゃ)
挙げればきりがありませんが、自分がどんなことを言いたいのかを考えて毎日少しずつでも練習しておきましょう。練習しても最初はなかなか口から出てこないかもしれませんが、口から英語を出すことに慣れるのが一番大事です。
それでは、今日はこの辺で